あれから5年です

2016年3月3日

 今日は3月3日ひな祭りです。でも、ここ岩手では、この冬一番だろうかというほどの雪が降っています。春の雪なので、きっとすぐに消えるのでしょう。 
 そしてプロジェクトでは、いまもいろいろな活動をしています。私たちにはプロジェクトが始まってから、いろんな発見をしながら、ずっと一緒に活動している仲間がいます。それに、新しく加わって、新しい光を与え、活力を与えてくれる人たちもいます。でも、新しく仲間を襲った悲しい知らせを聞き、なんでいまさら、と天を仰ぐようなこともあります。きっとそれが生きて行くということなのだろうかと思いますが、胸が痛みます。遺されたものに出来ることは、道半ばで旅立って行った人たちに恥ずかしくなく生きているだろうかと、時々立ち止まって考えてみることのような気がします。それが、まだ時間が与えられている人間としての務めではないかと。今も毎日のように、震災の時のいろんな話を聞きます。それはどれも、そういう人たちのことを今も心から大切に思っていればこそです。
 プロジェクトは、どうにかして、悲しい思いをした子どもたちに、寄り添いたいという思いで始まったのです。もちろんそれは今も変わらないのですが、それに加えて、あたらしく目から鱗が落ちるとはこのことかというように気がついたこともあります。それは、くまのプーさんなどで、私たちがお世話になってきた大先輩の石井桃子さんの言葉です。石井さんは、『大人になってからのあなたを支えるのは子ども時代のあなたです』という言葉をのこしておられます。これはなんと素晴らしい言葉でしょうか。ここには、子どもに本を読んであげたり、お話をしたりということが、子どもたちを楽しませるだけではなくて、ずっと長くその子を支え続けるだろうということが実に端的に語られています。そして、その言葉は、きっと誰の胸にも響くだろうと思います。私たちが、こどもの本がすきなのは、こういうことだったのだと。
 そして、最近では、老人にも絵本をということが言われています。とても良いことだと思います。老人たちには、絵本によって、困難に満ちた自分の人生も、まんざらでもなかったと思ってもらえるかもしれないと思うからです。  世界中で、本当に大変な情況を生きている人たちがたくさんいます。先日、ギリシャの海岸で、双眼鏡で注意深く水平線に難民の船が現れてこないか見ている女性の映像を見ました。なるべく早く救助するためでした。ここにも仲間がいる、と思いました。大変なのは自分達だけではないのだと。いろんな人がそれぞれの場で、出来ることをしているのだと思ったのです。世界中でみんな将来の大人たちを支えるために働いています。
 ブログと活動報告には、最新の細かい報告が出ておりますので、ぜひそちらもご覧下さい。

3.11絵本プロジェクトいわて代表 末盛千枝子

「3.11絵本プロジェクトいわてよりご報告」

絵本プロジェクトでは皇后美智子様ご所蔵の絵本原画47点をお借りして、ほかの原画も入れて計87点で、プロジェクトの拠点である盛岡市中央公民館の展示室で2013年3月8日から5月12日まで、2ヶ月間にわたり、絵本原画展を開催いたしました。
詳しい様子は,現在発売中の雑誌MOE(12月号)に紹介されておりますので,どうぞご覧下さい。

2013年11月17日


MOEホームページ

世界のバリアフリー絵本展2015が開催されます

障害のあるなしに関わらず、だれもが読書を楽しめる機会が得られることを願い、IBBY(国際児童図書評議会)は、"Outstanding Books for Young People with Disabilities(障害のある青少年のための推薦図書リスト)"プロジェクトを始めました。 JBBY(日本国際児童図書評議会)では、この「IBBY障害児図書資料センター」が選ぶ推薦図書作品を「世界のバリアフリー絵本展」として全国で展示してまいりました。今回は、2015年版の21カ国50作品等をご覧いただきます。


世界のバリアフリー絵本展2015
開催期間:2016年7月26日(火)〜7月31日(日)
開場時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
会 場:盛岡市中央公民館 第1企画展示室
入場料:無料

「世界のバリアフリー絵本展2013」 報告ブログはこちら
http://iwate.ehonproject.org/?eid=149

更新履歴


2016.12.9:活動報告
12月9日の活動を報告しました。


2016.12.8:ブログ
絵本の小部屋の模様替えをしました


2016.12.7:活動報告
12月7日の活動を報告しました。


2016.12.6:ブログ
田老から陸前高田へ


2016.12.6:活動報告
12月6日の活動を報告しました。


2016.12.4:活動報告
12月4日の活動を報告しました。

(2016/11/3 現在)
開梱済み件数:5,843件 232,696冊
配布済みの絵本:332か所 116,650冊
活動支援金の合計:28,369,281円

※活動支援金はみなさまからお寄せいただいた寄付金と 助成金などの交付金額を合算し、掲載させていただいております。

「一冊の本をあなたに
3.11絵本プロジェクトいわての物語」

一冊の本をあなたに

被災地の子どもたちに絵本を━━1通のメールから始まった呼びかけは全国に広がり、あっという間に23万冊もの絵本が届いたのです!その活動の全てを語る、絵本に希望を託した人たちの物語。ぜひお読み下さい。歌代幸子著・表紙挿絵舟越桂・現代企画室発行・1,944円

絵本サロン

絵本があって、ほっとできる場所、それを「絵本サロン」と名付け、盛岡のボランティアのアイデアで、いろいろな企画を考え、絵本サロンを運営してみて、被災地にお住まいの絵本好きな方々にノウハウを伝えていこうという『試して伝える』プロジェクトです。

詳しくはこちら
えほんカーを被災地へ!

えほんカーは目標の6台を完成することができ、現在までに5台を寄贈させていただきました。絵本による被災地支援は今後も継続して行っていきます。

詳細はこちら

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