あれから6年です

2017年3月12日

 6年前のあの日、2011年3月11日。今日とちょうど同じように畑には雪が残っていて、南側の斜面だけに土が出ていました。山麓の我が家でも、ものすごい揺れでしたが、まさかあんなに大変なことが起こっているのだとは思いませんでした。でも、今まで自分が経験したことのない、すごいことが起こっているということ、そして、しかもどこか近いのだということだけは、テレビがなくても、ラジオがなくてもわかりました。東京の次男からの携帯が一瞬だけつながり、「大丈夫?生きている?」と聞いたようでした。あのあとで経験したいろいろなことは、経験する前の自分に戻ることはないのだと思います。この地方の人たちは、ずっと大昔からこのような困難を繰り返して生きのびてきているのだと思いました。そこに、例えようもない悲しみと、人に対しての優しさ暖かさが生まれてきたのかと思います。それがきっと故郷というものなのではないでしょうか。
 今年も「3.11絵本プロジェクトいわて」は、いろいろと活動が広がり、福島や、宮城に出かけていくことも多くなりました。そして、改装ができた図書館から協力の要請を受け、あれこれ子供達に喜んでもらえる工夫をしたり、県内でも台風10号の後の岩泉に出かけることなどもありました。そして、神戸の図書館にプロジェクトのメンバーの作品をお貸しすることなどもあり、それぞれ時間の経過があっても、なお、お互いに助け合う必要があるのだと改めて思っています。
 今年私たちのプロジェクトは、思いがけず2月に、日本トルコ文化交流会から「エルトウールル号からの恩返し 日本復興の光大賞17」で表彰を受けるということがありました。この賞は、125年前にトルコの軍艦が横浜から神戸に向かう途中で台風に遭い、岩礁にぶつかり、沈没し、乗員650名のうち生存者わずかに69名、しかも重傷者多数という大事件があり、その時に、日本人が負傷者の手当てをするなどして国を挙げて示した献身的な救助活動をトルコの人たちが未だに忘れず、今回の震災に際して、恩返しをしようと、被災地で活動をしているグループを丁寧に取材して、毎年幾つかのグループに賞の盾とクリスタルの置物と賞金をくださっているのです。私たちは、あまりその海難事故を詳しく知らずに来てしまっていると思います。でもトルコでは、そのことを未だに忘れず、大切に考え、恩返しとして、このような賞をくださっているのです。考えてみれば、本当に大変なことだと思います。125年も前の恩義に報いる、私たちにそれができるでしょうか。なぜだろうかと思いました。トルコから遠く離れた日本で、600人近くもの人が亡くなり、残った人たちの悲しみはどれほどだったでしょうか。その悲しみを今も忘れず、その最中に示された日本人の友情への恩返しをしようということだったのです。

3.11絵本プロジェクトいわて代表 末盛千枝子

第3回「エルトゥールル号からの恩返し 日本復興の光大賞17」特別賞を受賞しました。

2017年2月27日(月)、東京・元赤坂の明治記念館にて第3回「エルトゥールル号からの恩返し 日本復興の光大賞17」表彰式が開催され、特別賞を受賞しました。5年間の活動が評価され今後の活動の励みになりました。ご支援くださっているすべての皆さまに感謝申し上げます。
表彰式の様子はNPO法人日本トルコ文化交流会のホームページに動画が公開されていますので、どうぞご覧ください。


2017年3月11日

日本トルコ文化交流会ホームページ
http://www.nittokai.org/

更新履歴


2017.6.24:ブログ
出張絵本サロン 2017.6.23


2017.6.21:活動報告
6月21日の活動を報告しました。


2017.6.15:ブログ
絵本の小部屋の絵本を入れ替えました


2017.6.13:ブログ
こどもたちの写真が届きました。


2017.6.13:活動報告
6月13日の活動を報告しました。


2017.6.10:ブログ
平成28年度決算報告


2017.6.9:ブログ
日本復興の光大賞17報告書

(2017/6/23 現在)
開梱済み件数:5,843件 232,696冊
配布済みの絵本:335か所 117,570冊
活動支援金の合計:29,106,593円

※活動支援金はみなさまからお寄せいただいた寄付金と 助成金などの交付金額を合算し、掲載させていただいております。

「一冊の本をあなたに
3.11絵本プロジェクトいわての物語」

一冊の本をあなたに

被災地の子どもたちに絵本を━━1通のメールから始まった呼びかけは全国に広がり、あっという間に23万冊もの絵本が届いたのです!その活動の全てを語る、絵本に希望を託した人たちの物語。ぜひお読み下さい。歌代幸子著・表紙挿絵舟越桂・現代企画室発行・1,944円

絵本サロン

絵本があって、ほっとできる場所、それを「絵本サロン」と名付け、盛岡のボランティアのアイデアで、いろいろな企画を考え、絵本サロンを運営してみて、被災地にお住まいの絵本好きな方々にノウハウを伝えていこうという『試して伝える』プロジェクトです。

詳しくはこちら
えほんカーを被災地へ!

えほんカーは目標の6台を完成することができ、現在までに5台を寄贈させていただきました。絵本による被災地支援は今後も継続して行っていきます。

詳細はこちら

Facebook も宜しくお願いします

QR
twitter